先日、青蓮院のライトアップに行って来ました。何年も前に一度訪れているが、
室内から眺める、お庭が壮大で、緑が印象的だったのと、皇室にゆかりのある寺院
と云う好い記憶のままだった。「青蓮院」は、天台宗総本山比叡山延暦寺の、三門跡の一つ。
最澄が、延暦寺を開くにあたり、住坊として作った青蓮坊が、起源となる。
1150年、12代目行玄の時に移転し、青蓮院として建立。門跡寺院として、始まる。

門跡寺院とは、皇族や公家が住職を務めたお寺(明治4年、門跡制度廃止)で、鎌倉時代以降は、
格式の高い寺院を表す。特徴として、宸殿があり、美しい庭園や、境内の至る所に菊の御紋を見かけ、
土塀には、格式の高さを示す5本の白い水平線が引かれている等。

境内に、親鸞聖人の童形像を見つけ、?と感じたが、「愚管抄」を著した、3代門主慈円は、
(兄が法然に帰依していた事もあり?)当時、新興宗教を立ち上げたカリスマ僧侶の法然や、
その弟子親鸞を旧仏教勢力からの弾圧から庇護し、院内の一部を授けたのが、知恩院と成る。
又、親鸞、9歳の折に、慈円のもとで得度している等、二人の聖人とは、深い繋がりがあるとの事。
青蓮院は、浄土真宗の門徒には聖地となっているらしい。

ライトアップは、まず門の横の大きな楠が迎えてくれ、門を入ると、
お香の香りが一面に漂い、先ずは殿舎内から拝観、客殿の中から観る
青い光りに照らされたお庭は、優美で、神秘的だ。又、POPでエネルギッシュな、
何枚もの蓮の襖絵が、目に留まる。蓮の上をとんぼが舞っている様子も。
落ち着いた空間との異質な組合せが面白い。

殿舎内を見終えると、お庭を散策。提灯のサービスがあり、更に、趣が増す。
ライトアップされた、紅葉、池、竹林、建物は、普段とは、異なる表情が醸し出され、
幽玄な世界を満喫できた。「青蓮院」は、かなり好きなお寺だ。





          


     








   




     



        







              
       



   




   




       




   













 




















   


























        






      




                   











   



  

    





   










       

 




      







   




        





                   





   




     




   
   



         
 






          




      

    





     



     






         



  


.