先日、「半夏生の寺」とも呼ばれている、建仁寺塔頭の"両足院"を訪れました。
"両足院"は約44年間、中国に留学し、修行に励んだ、龍山徳見が、1349年、弟子の林浄因(餡入り饅頭の祖)
らを伴い帰国。帰国後は、建仁寺・南禅寺・天龍寺の住職を歴任し、多くの学僧を指導した。
1358年、龍山徳見が、自身の墓所として知足院(足るを知るという意味)と号し建立。
1428年、林浄因の孫、文林寿郁により両足院として創建。
江戸時代初期迄300年間、林家が代々住職を輩出。
別名、[饅頭寺」、外交を支えた最高学術機関でもあり、「学問寺」とも呼ばれる。
"両足"とは、お釈迦様の別名「両足尊」を指し、知恵と慈悲の二つが、十分に備わっている状態を意味する。
半夏生は、水辺や湿地帯に群生する、ドクダミ科の多年草で、雑節の半夏生の時期に見頃となる為、
そのまま植物名となった。別名を、(半化粧・片白草)とも云う。
初夏の開花時期に、葉が半分程、白く変化する。これは、花びらが無く、目立たない花の代わりに、
葉の表面を白くして、虫を引き寄せ、受粉を助ける為で、受粉が終わると、再び緑色に戻る。
植物の生存戦略の為に生まれた独特な生態だ。
又、毘沙門堂には、狛犬ならぬ、狛虎が鎮座している。
書院や本堂に入ると、とても整然とした佇まいで、青々とした庭園の池辺に、緑の葉に、白い花が咲いた様な
半夏生の群れが、一斉に眼の前に飛び込んで来る。半夏生は、名前に反して庶民的な植物だったが、
変化した白い葉は、端麗なお庭の深緑と相まって、どの場所から観ても、上品で、涼やかだ。
手入れの行き届いた佇まいに漂う、清廉な空気感は開祖から成る教えが浸透されている故なのかな..。
気持ちが、スッキリし、後の行動迄もスムースだった。























































































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